どーも
フアンと私が出会ったのは、中米グアテマラのアンティグアという町で私がスペイン語留学をしていた時の事です
すっかり仲良くなった私とフアンは語学勉強という共通の話題についてたくさん話をしました
中米グアテマラのアンティグアで約3か月のスペイン語留学をした八瀬と申します
今回は、フアンという男の事を紹介します
出会い
私は英語もスペイン語もほとんどわからない状態(英語は中学英語レベル、スペイン語は挨拶程度)でグアテマラへ一人で留学しました
もちろんホームステイ先の家族の話も、一緒にホームステイしていたアメリカ人の話もほぼわかりません
先にホームステイしていたアメリカ人の女の子二人はとてもゆっくり、簡単な英語を話してくれたので質問内容くらいは分かりますが、彼女達で話が盛り上がると全くついていけない
しかもその女の子の片方は親がメキシコ人でスペイン語もネイティブ並み
はっきり言って私は孤独感を感じていました
そんな生活が1週間ほど続いたある日、フアンは突然やってきました笑
普通、家族に連絡が入り、ママが明日から新しい生徒がここに来るわよ!みたいな事を言うんですが笑
フアンはアメリカ人で、30歳で、黒人でマッチョでした
見た目のいかつさ!笑
でも、彼は基本的にスペイン語を使いたいという姿勢で、拙いスペイン語とGoogle翻訳を使ってスペイン語を話していました
良くも悪くも私のスペイン語のレベルにとても近かった
フアンと私はすぐに意気投合し、フアンが来た次の日からは一緒に観光したりレストランに行ったりしました
フアンの勉強方法
お互いにスパングリッシュ(スペイン語と英語を混ぜた言葉)を話しながら
知っている単語はスペイン語で言うけど、知らない単語は英語で言うみたいな感じ
フアンは私にスペイン語の勉強方法をいろいろ教えてくれました
duolingoってアプリを使う方法や、映画を見る方法など、、、
つまり私の言う、頭の中で言語を翻訳するタイプの勉強ですよね
私はこれらの勉強方法をフアンと一緒にいる時はやりましたが、なかなか習得は難しい、、、
どちらかと言えば、スペイン語よりフアンの話す英語を習得していってる感じ笑
でも、人間はその環境に置かれたらすぐに馴染むんだなぁとも思いました
今まで英語とかめっちゃ苦手だったのに、英語ばかり聞いてたらなんか分かるようになってきた笑
でも面白い事にフアンは短期間でみるみるうちにスペイン語を習得しました
私が思うに、英語の単語をスペイン語に置き換えるだけで、語順とかは基本的に英語とスペイン語は似ているので苦労しなかったのでは、、、と思います
日本人にとっては日本語から英語とか、日本語からスペイン語って語順とか言い回しの違いに結構戸惑いませんか?
もちろん英語とスペイン語も違うんでしょうけど笑
あと、アルファベットがほとんど同じなので抵抗がないってのも大きいかと
やっぱり日本人からしたらアルファベットってただの記号みたいに見えてしまいますよね
フアンの生き方私がフアンに尊敬する点は頭がいいところだけではありません
フアンはエンジニアで、パソコンと電話を使いリモートワークをしながら旅をして、その土地の語学を勉強しているらしい
給料とか仕事内容よりも、その仕事をしながら何ができるかを重視しているらしい
これはとてもびっくりというか、衝撃を受けました
私もそういう人がいるって聞いた事はあったけど、なんか胡散臭かったりして笑
でもフアンはその仕事をする為に前職を退職してから勉強してエンジニアになったらしい
すごすぎるし、尊敬です
まとめフアンは私に3つの事を教えてくれました
- 人付き合い
フアンはとても礼儀正しく、綺麗好きで、でもとてもフレンドリーな人でした
例えばホームステイ中でも自分の食器はシンクまで下げてましたし、部屋の掃除も週に2回くらいしてました
歯磨き粉とかシャンプーもシェアではなく自前のものをきちんとポーチに入れて管理してました
そして何よりこんな私にも積極的にコミュニケーションを取ってくれ、分からないところはお互いに勉強して解釈し合うみたいなポジティブな人でした
私は八方美人とはまた違うタイプの嫌味のない彼の振る舞いにとても感銘を受けました
- 勉強
彼は言葉、文化の勉強をする傍らで自身の仕事の勉強もしていました
何歳になっても何にでも挑戦できる、またその為の環境作りは私にとっても勉強になりました
- 夢を追う事
彼は夢追い人でもありました
彼の夢はゆっくりとした生活を送ることらしいです
その為の土地探しみたいな意味も込めて旅をしているらしい
かっこよすぎてあれですね笑
私もいつか、好きな場所で好きな仕事をしてゆっくりと暮らしたいと思いました
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